渋谷にオフィスを構えるITベンチャー企業の特徴といえば、やはり自由な発想を持っている企業が多いということだろう。
さまざまなカテゴリーにおいてネットワークサービスの持つメリットが大きく存在感を見せる現代社会では、ネットワーク環境に精通しているエンジニアやプログラマーなどが大きく活躍を見せているのが現状である。
特筆すべきは、ITビジネスを手掛ける企業の中には、副業を認めるという流れが進んでいる点が挙げられる。
従前の日本の企業では、到底見られることがない試みと言えるだろう。
副業を行うことによって、ほかの業種業態の現実に触れてみるということも有意義な取り組みだという理解もあるのだ。
また、週休3日制を取り入れるIT企業も散見されるなど、ほかの業界とは一線を画しているのも特徴である。
企業人として働くということは、当然ながら結果を求められることになる。
努力を重ねたとしても、数字が伴わなければ評価に値しないという厳しさもある。
ITベンチャー企業と聞くと、なんとなく野心的な取り組みばかりが注目される傾向にあるが、現実はまるで異なることも多い。
大企業の一員として勤務していた技術者が、数人で立ち上げたというケースも少なくない。
自らが持つスキルやノウハウ、経験を活かして、より良いソフトやシステム、アプリケーションなどの開発に結びつけることが大事になるのだ。
少人数の組織であればこその融通の利きやすさは確かにあるが、その分一人一人に与えられる責任は重いと言えるだろう。